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第26回日本看護科学学会学術集会 市民フォーラム
家庭でできる最新の褥瘡(床ずれ)ケア
The New Care of Pressure Ulcer at Home
上原 ます子
1
,
美濃 良夫
2,3
,
正壽 佐和子
4
,
谷口 昌宏
5
1信州大学医学部保健学科
2阪和第一泉北病院
3日本褥瘡学会
4大道会森之宮病院
5大阪市住之江区在宅サービスセンター
pp.78-80
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
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- Abstract 文献概要
1.はじめに
家庭で疾病・障害とともに生活する療養者とご家族にとって,褥瘡(床ずれ)は病気の回復を妨げ,痛みなどの苦痛の原因となるとともに,ケアの質量の増加が家族の負担となり経費がかさむなど,在宅療養の重大な課題の一つとなっている.また,近年の入院期間の短縮化は,十分な病状の安定と在宅療養準備が整わない状態での退院が増加し,家庭における褥瘡予防は重要性を増してきている.
そのような状況のなか,このフォーラムでは在宅療養者・家族・介護関係者・医療関係者が,褥瘡ケアに関する最新の知識と家庭で実践できるケアの方法をともに学び交流することを通じて,在宅ケアの要ともいえるチームアプローチ発展の一助となればという.期待を持って開催された.
フォーラムに先立ち,日本看護科学学会理事長の南裕子氏から看護科学の知識と技術を広く市民の皆様に還元し,ご家族やケアに携わる多くの職種が協働して褥瘡ケアの向上を目指し,さらに保健医療福祉改革の推進と在宅ケアの充実を図りたいと挨拶があった.
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