Japanese
English
【資料】
1. パートナーシップ・ナーシング・システムにおけるパートナーシップと看護過程の展開との関連
Implications of nursing process and partnership in the Partnership Nursing System
出村 佳美
1
,
長谷川 智子
1
,
上原 佳子
1
,
北野 華奈恵
1
,
礪波 利圭
1
Yoshimi Demura
1
,
Tomoko Hasegawa
1
,
Yoshiko Uehara
1
,
Kanae Kitano
1
,
Rika Tonami
1
1福井大学学術研究院医学系部門看護学領域
1University of Fukui, Faculty of Medical Sciences, Division of Nursing
キーワード:
PNS
,
パートナーシップ
,
看護過程の展開
Keyword:
PNS
,
パートナーシップ
,
看護過程の展開
pp.4-11
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004200031
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目的:パートナーシップ・ナーシング・システム(partnership nursing system:以下,PNS)におけるパートナーシップと,看護過程の展開に対する看護師の意識および看護過程の遂行状況との関連を明らかにする.
方法:PNSを導入している7つの病院の看護師210名に,無記名自記式質問紙調査を実施した.
結果:対象者の看護師経験期間は9.6±9.2年,PNS経験期間は17.4±15.5ヶ月であった.
看護過程の展開に対して,看護師が最も苦手・限界を感じていたのは[看護介入]であった.一方,最もPNSにより楽になったと感じていたのも[看護介入]であった.パートナーシップと,看護過程の展開がPNSにより楽になったと感じる看護師の意識の間には,中程度の正の相関がみられた.また,パートナーシップと看護過程の遂行状況の間にも弱い正の相関がみられた.
結論:PNSにおけるパートナーシップの醸成により,看護過程の展開が楽になったと感じる精神的負担感の変化と看護過程遂行の向上が期待でき,安全で質の高い看護の提供にも貢献しうると考える.
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