連載 パートナーシップ時代の国際保健協力―これから国際保健協力を志す若者への10章・8
パートナーシップの姿
武井 貞治
1
,
鷲見 学
2
,
中谷 比呂樹
3
1国連合同エイズ計画モニタリング
2WHO(世界保健機関)本部総務局
3WHO(世界保健機関)事務局
pp.362-365
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101558
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国際社会における保健問題が複雑化・高度化する中,保健支援のランドスケープが変化しつつあり,G8サミット,保健外交や多国間・二国間援助を通じて国際保健の現状について,第1章から5章において概説してきた.また,第6章と7章では,新たな国際協力メカニズムの出現として,世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)の活動と革新的な手法を用いて国際貢献を行っているUNITAIDの姿を,知的所有権の問題も含めて説明した.本稿では,今までに議論してきた多様な支援方法を踏まえつつ,国際保健の構造変化の大きな特徴となっているパートナーシップ型の支援について解説することとする.
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