日本看護診断学会第12回学術大会報告 質保証時代における看護診断
【教育講演】
看護の質保証に看護理論はどのように有効か
松木 光子
1
Mitsuko Matsuki
1
1日本赤十字北海道看護大学
1Japanese Red Cross Hokkaido College of Nursing
pp.71-77
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100251
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はじめに
第12回学術大会が行われているこの名古屋国際会議場は,思い起せば日本看護診断学会設立と第1回学術大会の開催場所であった.第1回学術大会以後のこの10年有余の間には,社会・医療・看護の世界もかなりの変動があった.世界的に看護診断に対する理解も,専門分野における当然のこととして認識されてきている.本学会もグローバル化と電子化という社会の動きと相まって,本格的に取り組める時代が到来したように思う.
さて,本学術大会は,「質保証時代における看護診断」のメインテーマのもとに,多彩なプログラムが企画されている.筆者への課題については,看護診断の質保証とは何か,質保証はどのようにするのか,看護理論はどのように使い,有効なものにするのかを提示できたらと考えている.
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