日本看護診断学会第6回学術大会報告 高齢社会でHUBとしてはたらく看護診断
【シンポジウム・2】
高齢者ケアにおける看護診断
大島 弓子
1
,
黒江 ゆり子
2
,
布瀬 和美
3
,
齊藤 伊都子
4
,
櫻井 紀子
5
,
竹澤 良子
6
Yumiko Oshima
1
,
Yuriko Kuroe
2
,
Kazumi Nunose
3
,
Itsuko Saito
4
,
Noriko Sakurai
5
,
Yoshiko Takezawa
6
1山梨県立看護大学
2大阪市立大学看護短期大学部
3滋賀医科大学医学部附属病院
4国立三重中央病院附属三重中央看護学校
5さくばらホーム
6滋賀県野洲町総合福祉保健センター
1Yamanashi College of Nursing
2Osaka City University College of Nursing
3Shiga University of Medical Science, University Hospital
4National Mie Chuo Hospital Mie Chuo School of Nursing
5Nursing Home Sakubara
6Yasu Town Hall, Shiga Prefecture
pp.79-80
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100085
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司会から
大島 弓子
黒江ゆり子
現在の高齢化社会のなかで,高齢者とその家族にかかわるケアの問題は看護領域のみならず,多方面の課題が山積みとなっている.今年度から導入された介護保険制度も,その課題解決に向かって開始されたが,その制度の実施とともに,さらに新たな課題も生じてきている.このようななかで,高齢者に対して,より質の高いケアを提供すべく,地域や施設におけるシステムづくり,有効な看護活動などの検討や実践に関してさまざまな問題に意欲的に取り組んでいる現状もみられている.
これらをふまえ,さらによりよい高齢者ケアを実際に提供していくために,「高齢者に対するケアにどのように取り組んでいるか」,また,「看護診断をどのように活用して適切な介入を行っているか」などについて,その現状,課題や対策について,さまざまな立場から意見交換を行う場として,今回シンポジウムを行った.シンポジストは4人で,その発言は,「個のケア」→「その個のケアを囲む病院のシステムにおけるケア」→「老人福祉施設のシステムにおけるケア」→「市町村地域のシステムにおけるケア」の順で進行した.
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