第20回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【会長講演】
寄り添い,支え合う腎不全看護を未来へつなぐ—ライフ・キャリアの虹を描いて
遠藤 ミネ子
1
1医療法人社団恵仁会三愛病院
pp.4-9
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200100
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I.はじめに
日本腎不全看護学会創設20周年の記念すべき年に,第20回日本腎不全看護学会学術集会・総会を岩手県盛岡市で開催した.東北で第9回日本腎不全看護学会学術集会・総会が開催された2006年当時,東北の学会員数は総数2,402名中156名,慢性腎臓病療養指導看護師(Dialysis Care and Management of Chronic Kidney Disease Leading Nurse:以下,DLNと略す)は431名中7名であった.東北での学会開催がきっかけとなり,この11年間に会員数は236名,DLNは49名に増加した.また,透析看護認定看護師(Certified Nurse in Dialysis Nursing:以下,DNCNと略す)は11名となり,各県で活躍するようになった.DLNとDNCNのネットワークにより,東北の腎不全看護力は着実に向上していることを実感している.
今回の学会開催がさらなる東北の会員増加につながり,DLNへチャレンジする看護師が増え,腎不全看護の質向上の一助となることを期待する(表1,2,3).
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