第6回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【ワークショップ:高齢透析者の透析―安全・安楽をめざして】
3.透析中の工夫
千葉 志津子
1
1鳴海クリニック
pp.28-30
発行日 2004年4月15日
Published Date 2004/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100177
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はじめに
高齢化社会を迎え高齢者の透析導入が多くなり,高齢(65歳以上)の透析患者は10年前の27.9%から昨年末には45.6%へと急増している.併せて透析医療費の包括化が進み,業務効率が問われるようになってきている.これらの条件下で,心・血管系の予備力の低下した高齢者の透析を安全・安楽に実施するには,さまざまな努力と工夫が要求される.今回,安楽な透析の工夫を当院の透析から,安全な透析の工夫を当グループ透析部門全体から自己抜針防止に焦点化して報告する.
当グループは,新生会第一病院および名古屋記念病院透析部門,十全クリニック,東海クリニック,東海知多クリニック,金山クリニック,鳴海クリニックで構成され,透析患者総数は約1,000名である.
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