Japanese
English
研究報告
2型糖尿病患者の疾病開示とその関連要因との関係
Relationship between disease disclosure and associated factors in patients with type 2 diabetes
南村 二美代
1
Fumiyo Minamimura
1
1大阪府立大学地域保健学域看護学類
1School of Nursing, College of Health and Human Sciences, Osaka Prefecture University
キーワード:
セルフマネジメント
,
疾病受容
,
セルフエスティーム
,
孤独感
,
ライフスキル
Keyword:
セルフマネジメント
,
疾病受容
,
セルフエスティーム
,
孤独感
,
ライフスキル
pp.179-186
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
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目的:2型糖尿病の疾病開示とその関連要因との関係を対人関係・効果的コミュニケーションに関する糖尿病患者特有自己管理スキル(以下,対人・自己管理スキルと略す),糖尿病の受容,セルフエスティーム,孤独感,血糖コントロールの観点から明らかにする.
方法:2型糖尿病外来通院患者122名に対し,質問紙調査と診療録よりデータ収集し,統計学的に分析した.研究施設および所属大学の倫理審査委員会の承認を得た.
結果:糖尿病の非開示割合と対人・自己管理スキルには逆相関関係がみられた.糖尿病開示傾向グループで,孤独感とHbA1cに逆相関関係がみられ,非開示傾向グループでは,対人・自己管理スキルとHbA1c,受容とHbA1cに逆相関関係がみられた.
結論:糖尿病の開示・非開示は,対人・自己管理スキル,糖尿病の受容,セルフエスティーム,孤独感,血糖コントロールと何らかの関係があり,その視座からセルフマネジメント教育や支援を考える必要がある.
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