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研究報告
糖尿病看護認定看護師・慢性疾患看護専門看護師所属施設における2型糖尿病患者に対する糖尿病教育プログラムの実態(第2報)―看護師の関わりと連携の認識に焦点を当てて
Actual condition of diabetes education program for patients with type 2 diabetes in facilities to which certified nurse in diabetes nursing or certified nurse specialist in chronic care nursing belongs (the second report) : Focusing on involvement of nurses and recognition of linkage
奥井 良子
1
,
白水 眞理子
1
,
杉本 知子
2
,
間瀬 由記
1
,
田中 博子
1
,
兼松 百合子
3
,
米田 昭子
4
,
柳井田 恭子
5,6
Ryoko Okui
1
,
Mariko Shiramizu
1
,
Tomoko Sugimoto
2
,
Yuki Mase
1
,
Hiroko Tanaka
1
,
Yuriko Kanematsu
3
,
Akiko Yoneda
4
,
Kyoko Yanaida
5,6
1神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部看護学科
2千葉県立保健医療大学
3岩手県立大学
4山梨県立大学
5川崎市立井田病院
6川崎市病院局
1School of Nursing, Faculty of Health and Social Work, Kanagawa University of Human Services
2Chiba Prefectural University of Health Sciences
3Iwate Prefectural University
4Yamanashi Prefectural University
5Kawasaki Municipal Ida Hospital
6Hospital office of City Kawasaki
キーワード:
2型糖尿病
,
糖尿病教育プログラム
,
糖尿病看護認定看護師
,
慢性疾患看護専門看護師
,
実態調査
Keyword:
2型糖尿病
,
糖尿病教育プログラム
,
糖尿病看護認定看護師
,
慢性疾患看護専門看護師
,
実態調査
pp.125-132
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
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糖尿病看護認定看護師・慢性疾患看護専門看護師を対象に,所属施設で行われている2型糖尿病患者への教育プログラムに関する質問紙調査を行い,92票(52.6%)の回答が得られた.
看護師の教育プログラム全体に占める総介入時間の割合は30~50%であり,担当しているプログラムはフットケア,合併症の予防と対処等,身体的な症状管理に関するものが多かった.看護師による集団教育前・後の個別介入,フォローアップの実施率は50~60%で継続性の保証には課題があると考えられた.職種間の連携の認識はうまくいっている・ほぼうまくいっているとの回答が55.4%であり,集団教育前後の個別介入または教育プログラム終了後のフォローアップを行っている施設はそれらを行っていない施設に比べ,うまくいっているとの回答が有意に多かった.病棟と外来の看護師間の連携において同様に回答した割合は28.3%であり,中でも外来看護師の割合が高く,病棟看護師は無回答が多かった.病棟と外来の看護師間および職種間の連携の強化には,糖尿病看護を専門とする看護師らの病棟と外来の枠を超えた活動が期待される.
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