Japanese
English
研究報告
糖尿病看護認定看護師・慢性疾患看護専門看護師の所属施設における2型糖尿病患者に対する糖尿病教育プログラムの実態―プログラムの内容・方法に焦点を当てて
Actual condition of diabetes education program for patients with type 2 diabetes in facilities to which certified nurse in diabetes nursing or certified nurse specialist in chronic care nursing belongs: Focusing on contents and methods of program
白水 眞理子
1
,
杉本 知子
1
,
間瀬 由記
1
,
奥井 良子
1
,
田中 博子
1
,
兼松 百合子
2
,
米田 昭子
3
,
柳井田 恭子
4
Mariko Shiramizu
1
,
Tomoko Sugimoto
1
,
Yuki Mase
1
,
Ryouko Okui
1
,
Hiroko Tanaka
1
,
Yuriko Kanemathu
2
,
Akiko Yoneda
3
,
Kyouko Yanaida
4
1神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部看護学科
2元 岩手県立大学
3国家公務員共済組合連合会 平塚共済病院
4川崎市立井田病院
1School of Nursing, Faculyu of Health & Social Services, Kanagawa University of Human Services
2Formore Iwate Prefectural University
3Hiratsuka Kyosai Hospital, Federation of National Public Services and Affiliated Personnel Mutual Aid Association
4City Kawasaki Ida Hospital
キーワード:
2型糖尿病
,
糖尿病教育プログラム
,
自己管理教育
,
実態調査
Keyword:
2型糖尿病
,
糖尿病教育プログラム
,
自己管理教育
,
実態調査
pp.179-187
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
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糖尿病看護認定看護師・慢性疾患看護専門看護師を対象に,所属施設で行われている2型糖尿病患者への教育プログラムに関する実態調査を実施した.93名(53.1%)の回答が得られ,糖尿病看護の平均経験年数は10.9(SD3.5)年であった.提供している糖尿病教育プログラムは1週間以上の入院プログラムの実施率が73名(78.5%)と最も高く,80%以上含まれる内容は病態に関する知識,薬物療法,合併症の予防と対処,食事療法,運動療法およびフットケアであった.心理・社会面への働きかけは必要があれば実施という回答の割合が高かった.プログラムが多様化・個別化し,集団教育と個別教育を組み合わせて実施することが一般的になっていた.看護師が個別的・継続的に介入し,連携がとれている施設では能動的な学習方式を採用する傾向がみられた.アセスメントツールを活用している割合は28名(30.1%),心理的適応や個人全体を評価する指標を用いてプログラムの評価をしている割合は10%-20%台と低く,学習方式の充実とともに今後の課題であると考えられた.
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