【実践報告】
加曽利病院糖尿病センターにおける外来看護の実際
瀬戸 奈津子
1
,
森田 弥江
2
,
平野 美雪
2
,
山本 信子
2
,
三枝 初代
3
Natsuko Seto
1
,
Yasue Morita
2
,
Miyuki Hirano
2
,
Nobuko Yamamoto
2
,
Hatsuyo Saegusa
3
1日本看護協会看護研修学校
2加曽利病院糖尿病センター
3加曽利病院内科病棟
1Institute of Graduate Nurse, Japanese Nursing Association
2Diabetes Centre, Kasori Hospital
3Kasori Hospital
キーワード:
糖尿病センター(外来)
,
外来看護
,
看護システム
,
看護師の役割
,
看護外来
Keyword:
糖尿病センター(外来)
,
外来看護
,
看護システム
,
看護師の役割
,
看護外来
pp.131-140
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
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加曽利病院糖尿病センターにおいて外来看護システムを立ち上げた経験と看護の実際を報告する.外来看護において大事にしてきたことには,外来を糖尿病患者が行きたいと思える場,緊張・苦痛が増えない場をつくる外来看護師の役割がある.立ち上げた外来看護システムには,外来診療の流れのなかでスムーズに診療と看護を受けられるシステムとして,診療時の看護サービス(看護師による診療前面接・診療場面の看護援助・役立つ情報の提供)がある.また,糖尿病看護の専門外来(看護外来システム)として,生活指導外来とフットケア教室がある.生活指導外来では,看護師が個別的に糖尿病の自己管理方法について生活指導・相談を行い,フットケア教室では,看護師が個別的に足の感覚・知覚の評価に基づき,足の清潔ケアについて教育を行っている.さらに,糖尿病友の会“加曽利あゆみの会”の発足や,加曽利病院糖尿病センターの医療を担っている他職種を紹介し,そのなかでの看護師の役割について述べる.最後に今後の課題として,通院中断者への対応や病棟および地域との連携についてふれる.
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