Japanese
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実践報告
妊娠糖尿病と診断された妊婦との関わりを振り返って―過去3年間の症例から今後を考える
Looking back my nursing practice for pregnant women with gestational diabetes mellitus for the past three years
高橋 倫世
1
Michiyo Takahashi
1
1静岡赤十字病院
1Japanese Red Cross Shizuoka Hospital
キーワード:
妊娠糖尿病
,
自己管理行動
,
セルフケア確立に向けての5つの課題
,
看護師の役割
Keyword:
妊娠糖尿病
,
自己管理行動
,
セルフケア確立に向けての5つの課題
,
看護師の役割
pp.46-52
発行日 2010年3月26日
Published Date 2010/3/26
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妊娠糖尿病と診断された妊婦は,胎児への影響を心配しつつ,現状を受け入れ,自己管理を続けている.そのため,妊娠糖尿病と診断をされた妊婦が,どのように自己管理行動を習得し,どのような気持ちで過ごしていたのか,把握されていない現状がある.
そこで,過去3年間に妊娠糖尿病と診断され,入院を経験した7名の妊婦の診療録,看護記録の訴えを元に振り返りをした結果,曖昧な知識から非効果的な自己管理行動をとる傾向があるが,自ら積極的に効果的な方法を見つけ出す傾向があることや情緒の安定を図りながら自己管理行動を続けている現状を明らかにすることができた.
そして,看護師の役割として,信頼関係を築き,相互協力して実践的な知識を深められる関係を目指すことが必要であると見出すことができた.
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