第5回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●シンポジウム
糖尿病の栄養指導―チーム医療のなかでの栄養士の役割
田中 美紗子
1
Misako Tanaka
1
1松江赤十字病院
1Matsue Red Cross Hospital
pp.70-73
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
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当院における糖尿病の栄養指導は以下に示すように対象に沿って5つのパターンがある.
Ⅰ.入院患者のための栄養指導
集団教育として糖尿病教育入院プログラム(表 1)に沿って講義,バイキング,調理実習を実施している.バイキングでは食材料をそのまま展示し,調理後の変化も見てもらっている.調理実習は4~5人程度で栄養士2名,看護婦1名のスタッフ構成で実施している.方法は,材料を表示してその場でメニューを決める.調味料は,まず患者さんが常用している量を教えてもらい,あとで修正するようにしている.スタッフと一緒に試食をしながら入院前の食事の振り返りと退院に向けての食生活について話し合っている.
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