◆特集 循環器・呼吸器疾患に関わる作業療法の展開
循環器疾患に関わる作業療法の実践例
生須 義久
1
,
木村 悠子
1
,
藤井 麻由美
1
,
永松 一真
2
,
椎原 康史
3
1群馬県立心臓血管センターリハビリテーション課
2医療法人育生会篠塚病院リハビリテーション科
3群馬大学医学部保健学科作業療法学専攻
pp.436-440
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
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はじめに
当センターは群馬県の中央部に位置する循環器疾患,特に心臓血管疾患の診療を中心に行う施設である1).入院病床数240床,外来1日平均343人であり,虚血性心疾患,不整脈,心不全,心大血管疾患などの循環器の急性期症例や重症例を主な対象としており県内外からの紹介受診者も多い.また,整形外科や一般内科,消化器外科も有しており循環器疾患を合併した各診療科疾患の患者へも対応している.当院の作業療法は,「リハビリテーション課」という位置づけの下で3名の作業療法士が所属しており,ほぼ全ての診療科に対して1日平均40人に作業療法を提供している.その中で,心大血管疾患リハビリテーション適応の患者は約3割を占めている.今回は,当院の特性から心大血管疾患等による循環器疾患を有する患者についての事例を紹介し,作業療法の必要性を考察する.
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