Japanese
English
◆研究と報告
パーキンソン病患者における粗大動作訓練の効果—実験的効果測定法の予備研究
Effects of a gross movement exercise in Parkinson's disease : pilot study for the measurement of treatment effects
山崎 克枝
1
,
二木 淑子
2
,
松本 順子
2
,
三崎 一彦
2
,
深井 和良
2
Katsue Yamasaki
1
,
Toshiko Futaki
2
,
Junko Matsumoto
2
,
Kazuhiko Misaki
2
,
Kazuyosi Hukai
2
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
2聖マリアンナ医科大学病院
1St.Marianna University School of Medicine, Yokohama-City Seibu Hospital
2St.Marianna University School of Medicine Hospital
キーワード:
パーキンソン病
,
粗大動作訓練
,
実験的単一症例研究法
Keyword:
パーキンソン病
,
粗大動作訓練
,
実験的単一症例研究法
pp.154-160
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:パーキンソン病患者に,動的立位の補助となるフレキシスタンドで,風船バトミントン訓練を試みた.今回は予備研究として軽度な3症例に施行し,訓練効果判定のための実験方法と評価について検討した.実験方法は実験的単一症例研究法を,評価にはFunctional Reach Test(FRT)を選択した.その結果,この実験方法は薬物や症状変動の影響を考慮した効果判定が可能と思われた.FRTについては測定が簡便であり,結果が数値として得られる点からこの実験方法の特徴である繰り返し測定が可能であった.そして測定時の指示方法として,測定中激励となる声をかけ続けることで安定した値が得られた.
Copyright © 1995, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.