Japanese
English
◆研究と報告
身体障害者療護施設における作業療法の役割
The Contribution of Occupational Therapy to Nursing Homes
岩城 千春
1
,
山根 寛
2
Chiharu IWASHIRO
1
,
Hiroshi YAMANE
2
1こひつじの苑舞鶴
2京都大学医療技術短期大学部
1Kohitsujinosono Maizuru
2College of Medical Technology, Kyoto University
キーワード:
作業療法
,
療護施設
,
重度障害
Keyword:
作業療法
,
療護施設
,
重度障害
pp.416-421
発行日 1994年12月15日
Published Date 1994/12/15
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要旨:作業療法の職域は医療だけでなく,福祉領域にも広がり始めた.しかし,身体障害者療護施設は介護が中心で,作業療法士は必置ではなく,作業療法士が勤務しているのは,全国242施設中10施設程度である.その内の一つに勤務し,身体障害者療護施設においても,作業療法の知識技術が重要な役割を果たし,必要とされていることを痛感した.機能障害を重視してアプローチした症例,ADLを重視してアプローチした症例,QOLを重視してアプローチした症例,重度障害に対し介護援助的なアプローチをした症例の4例の作業療法の関わりを紹介し,身体障害療護施設における作業療法の役割,特徴,課題について報告する.
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