Japanese
English
◆研究と報告
失語症を伴う失行症例における指示様式別効果の相違
Effects of Direction Modalities in Apraxic Patients with Left Brain Damage
武田 恵子
1
,
種村 留美
1
,
種村 純
1
,
長谷川 恒雄
1
Keiko Takeda
1
,
Rumi Tanemura
1
,
Jun Tanemura
1
,
Tsuneo Hasegawa
1
1伊豆韮山温泉病院 作業療法室
1Izu Nirayama Rehabilitation Hospital
キーワード:
失行症
,
指示様式
,
訓練
Keyword:
失行症
,
指示様式
,
訓練
pp.93-101
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
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要旨:ADL,APDL上に障害が及ぶ失行症例に対し,訓練の予備的検討として4種の指示様式(口頭命令,書字命令,動作絵,動作模倣)を,また系列動作には細分化指示を与え,その成績を項目別,症例別にみると一貫して動作模倣>口頭命令・動作絵>書字命令の難易度順が認められ,失語症状,失行症状および病巣別に成績差が認められた.失語症のいずれのタイプでも,また失行症の重症例でも動作模倣が良好であり,動作模倣指示が有効に利用できることが示された.病巣別では前方群で動作絵が良好であり,視覚的情報を利用することの意義が認められた.また細分化指示では遂行成績が上昇し,このことは動作にいたる内的処理の単純化が必要であると考えられた.
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