Japanese
English
◆原著
観念失行患者のADL分析とその経過
Survey of Difficulties and Improvement on ADL Items in Ideational Apraxia
所 小百合
1
,
長沢 千浩
1
,
松井 おりえ
1
,
中沢 律子
2
,
名倉 真由美
2
Sayuri Tokoro
1
,
Chihiro Nagasawa
1
,
Orie Matsui
1
,
Ritsuko Nakazawa
2
,
Mayumi Nakura
2
1松本協立病院
2長野中央病院
1Matsumoto Kyoritsu Hospital
2Nagano Chuo Hospital
キーワード:
観念失行
,
ADL動作
,
ADL能動性
Keyword:
観念失行
,
ADL動作
,
ADL能動性
pp.21-30
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
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要旨:観念失行Ideational Apraxia(以下IAとする)患者のADL動作,ADL能動性について1989年に初回評価,1990年に再評価を行ない,コントロール群と比較した.結果,全86ADL動作の平均達成率は,IA患者では再評価時でも42.0%と著変なく,コントロール群と比べ有意に低いままであった.又,IA患者にとって,客体数が複数動作,動作の方向が外向性動作のほうが有意に困難なのも変りなかった.しかし,IA群のADL能動性では著しい改善がみられた.この結果に加えてIA患者の各ADL動作達成度を求め,IA患者にとって,より困難な動作,容易な動作の把握をし,方法,環境の提供などのOTアプローチに役立てたいと考え検討した.
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