Japanese
English
◆ケーススタディ
ゲルストマン症候群,構成障害等を呈した一主婦への作業療法プログラムとその効果
Occupational Therapy and Its Outcome in a Housewife with Gerstmann Syndrome and Other Symptoms
大滝 恭子
1
,
鎌倉 矩子
1
Kyoko Otaki
1
,
Noriko Kamakura
1
1東京都立医療技術短期大学
1Tokyo Metropolitan College of Allied Medical Sciences
キーワード:
ゲルストマン症候群
,
構成障害
,
,
訓練効果
Keyword:
ゲルストマン症候群
,
構成障害
,
,
訓練効果
pp.300-309
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
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要旨:ゲルストマン症候群,構成失行,動作失行その他の高次神経障害をもつ,67歳の主婦の作業療法を担当した.中核的障害が,言語から視覚的イメージを想起すること,および位置・時間関係の理解と操作の障害にあると推定されたので,その面の指導を強調しつつ,生活技能の再学習を導いた.5ヵ月の訓練の結果,患者は,部分的自立を得て家庭に復帰した.終了時の検査成績は,ある範囲の自然回復があったことを示唆したが,書字における,練習した文字とそうでない文字の明らかな成績の相違は,訓練が実用水準の獲得に有効であったことを示す例証の1つと考えられた.ここに,本例の訓練内容と成果および考察した事項を報告する.
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