Japanese
English
◆原著
障害老人4事例の在宅時と老人デイケア参加時の生活行為の対比
A Comparison of Some Activities for Four Handicapped Elderly People at Home and in a Day Care Center
岡野 純毅
1
,
長尾 哲男
1
Sumitake Okano
1
,
Tetuo Nagao
1
1長崎大学医療技術短期大学部
1Department of Occupational Therapy, School of Allied Medical Sciences, Nagasaki University
キーワード:
生活行為
,
ねたきり老人
,
老人デイケア
Keyword:
生活行為
,
ねたきり老人
,
老人デイケア
pp.37-44
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:日常の生活行為を,環境と個人の相互交渉過程として捉える観点から検討を行なった.[方法]OT学生が老人病院のデイケアに通所する4事例の障害老人の日中6時間の生活行為を,自宅またはデイケアにおいて姿勢,移動,会話,物の使用の各指標別に5日間直接観察し状態を記録した.[結果]自宅とデイケア参加時との対比で,活動的になった指標項目は,「姿勢」と「物の使用」であり他の2項目での変化は少なかった.この傾向は特に「ねたきり老人」2事例に該当した.変化の少なかった事例の傾向としては,「痴呆性老人」1事例では「立位」と「移動」が多く「物の使用」が少なく,「独居老人」1事例では「物の使用」と「談話」が多かった.
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