Japanese
English
◆原著
短期大学における作業療法教育と学生の職業選択における問題点—VPI職業興味検査を用いて
Issues and Problems in the College Education and Occupational Choices of Occupational Therapy Students: Utilizing the Vocational Preference Inventory as a Measure.
村田 和香
1
,
山田 孝
1
Waka Murata
1
,
Takashi Yamada
1
1北海道大学医療技術短期大学部
1Department of Occupational Therapy, College of Medical Technology, Hokkaido University.
キーワード:
卒前教育
,
適性
,
短期大学
Keyword:
卒前教育
,
適性
,
短期大学
pp.700-707
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:本研究は,(1)本学作業療法学生にVPI職業興味検査を実施し,学生の職業興味に関する資料を得ること,(2)手引書に示された作業療法士に望まれるパターン(SRE)と比べて,本学学生の特徴的パターンを探ること,そして(3)学業上の問題を示した学生とそうでない学生の資料を比較することなどを通して,VPI職業興味検査が適切な学生指導に役立つ知見を提供するかどうかを検討するために実施された.結果は本学学生が一般に,現実的および研究的職業領域に興味が強く,黙従反応傾向を示すものとなった.こうした傾向は,学業不振の問題を示した学生に特に顕著にみられた.この検査は学生の興味や心理傾向を把握することができ,また,学生が示すであろう問題の予測と教育指導などの点で役立つものと思われた.
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