Japanese
English
研究と報告
促通肢位と反応時間―下肢について
P.N.F. Attitudes and Reaction Time of the Lower Extremity.
中村 隆一
1
,
斎藤 宏
1
Ryuichi Nakamura
1
,
Hiroshi Saito
1
1東京都神経科学総合研究所リハビリテーション研究室
1Tokyo Metropolitan Institute for Neurosciences, Department of Rehabilitation.
キーワード:
反応時間
,
PNF
,
運動巧緻性
,
姿勢・肢位
,
physio-therapy
Keyword:
反応時間
,
PNF
,
運動巧緻性
,
姿勢・肢位
,
physio-therapy
pp.583-587
発行日 1974年8月10日
Published Date 1974/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103181
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【抄録】正常成人を被検者として,下肢の肢位と運動開始の速さの関係を反応時間測定により検討した.その結果,下肢でも原則的に上肢と一致した現象がみられ,proximal pivotの回旋は反応時間に促通効果があり,しかも拮抗筋への抑制はない.intermediate pivotの屈曲・伸展は,伸展された筋の反応時間は促通され,拮抗筋は抑制された.これらのことからPNFで用いられる肢位や対角ラセン方向への運動は,反応時間に促運効果をもつものといえる.しかも原理的には上肢・下肢共にPNFの有効牲は認められるものと考えられた.
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