Japanese
English
◆原著
RAのスパズム抑制がもたらす効果について
Effect of Inhibiting Spasms in Patients with Rheumatic Arthritis
柏木 正好
1
,
樋川 恵
1
,
今井 克哉
1
,
小嶋 勇大
1
,
田淵 令子
1
Masayoshi Kashiwagi
1
,
Megumi Hikawa
1
,
katsuya Imai
1
,
Yudai Kojima
1
,
Reiko Tabuchi
1
1富士温泉病院
1Fuji Onsen-Byoin Hospital
キーワード:
RA
,
スパズム
,
治療
Keyword:
RA
,
スパズム
,
治療
pp.55-61
発行日 1988年3月31日
Published Date 1988/3/31
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- 参考文献 Reference
要旨:S.61年1月より12月までに入院し,OTへの処方のあった慢性関節リウマチ(RA)患者12例に対し,不随意的な筋緊張の充進状態(スパズム)の抑制とそれに影響された異常運動パターンの改善を主とする治療を行った。
結果は,痛みやこわばり感の軽減,消失という面では全症例に即効性が認められた。内治療効果がADL能力の向上と直接的に結び付いた症例は,12例中8例であった。
本論ではRAに特徴的にみられる筋緊張の分布とそれに伴う異常姿勢と運動障害の関係,さらにそれが痛みとの関係においてつくりだす循環現象について論じ,この循環を断つ方法として筋緊張の正常化と正常運動パターンの再学習について検討を加えた。
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