Japanese
English
特集 完全頚髄損傷患者の職業復帰をめざすリハビリテーション治療
8 完全頚髄損傷から職場復帰を最終目的とするリハビリテーション治療の現在地—患者の立場からみた職場復帰までおよび復帰後の経験と課題
Experiences and Challenges Before and After Returning to Work from the Patient's Perspective
小川 浩一
1,2
Kouichi Ogawa
1,2
1下関リハビリテーション病院
2新小文字病院脊髄脊椎外科
キーワード:
完全頚髄損傷
,
職場復帰
,
患者としての経験
Keyword:
完全頚髄損傷
,
職場復帰
,
患者としての経験
pp.1086-1091
発行日 2023年12月18日
Published Date 2023/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨 私は14年前に頚髄損傷(Frankel B,Zancolli分類C6 B)になり,受傷後約9カ月で就労復帰した.就労をめざすためには,肉体的生理的要因,精神的要因および環境的要因の克服が必要である.退院時までに朝から就寝までの車いす離床ができる体力の獲得をめざすことが最も重要であるが,就労を継続するためには質のよい睡眠やストレスのない排泄機能の獲得なども劣らず重要である.今回は「患者の立場からみた」職場復帰までのみならず復帰後を含めた経験と課題について,C6損傷を前提とした私見を述べた.
Copyright © 2023, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.