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特集 新時代の循環器リハビリテーション医療のエビデンス
4 TAVI術後におけるリハビリテーション医療
Rehabilitation Medicine after Transcatheter Aortic Valve Implantation
竹内 雅史
1
,
松本 泰治
2
Masashi Takeuchi
1
,
Yasuharu Matsumoto
2
1東北大学大学院医学系研究科循環器内科学/東北大学病院リハビリテーション部門
2社会保険田川病院循環器内科
キーワード:
大動脈弁狭窄症
,
経カテーテル大動脈弁留置術
,
TAVI
,
フレイル
,
心臓リハビリテーション
,
入院関連機能低下
Keyword:
大動脈弁狭窄症
,
経カテーテル大動脈弁留置術
,
TAVI
,
フレイル
,
心臓リハビリテーション
,
入院関連機能低下
pp.298-303
発行日 2023年4月18日
Published Date 2023/4/18
- 販売していません
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- 参考文献 Reference
要旨 大動脈弁狭窄症に対する低侵襲治療である経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)は,爆発的に普及し成熟期を迎えている.本治療の目的は当初,救命および予後改善に主眼が置かれてきた.しかし,平均寿命および健康寿命の延伸とともに,社会全体においてQOLの向上が,さらに重要視されている.すなわち,治療の実施そのものではなく,治療を行うことで患者のADLおよびQOLを改善し,望む生き方ができるようにすることが,真のアウトカムと考えられ,その手段として,心臓リハビリテーションが果たす役割は大きい.本稿では,TAVIにおける周術期の問題点と,術後のリハビリテーション医療について解説する.
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