Japanese
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特集 新時代の循環器リハビリテーション医療のエビデンス
2 フレイル合併心不全患者に対するリハビリテーション医療
Rehabilitation Therapy for Older Heart Failure Patients with Frailty
河野 裕治
1,2
,
井澤 英夫
3
,
大高 洋平
2
Yuji Kono
1,2
,
Hideo Izawa
3
,
Yohei Otaka
2
1藤田医科大学病院リハビリテーション部
2
藤田医科大学医学部リハビリテーション医学Ⅰ講座
3藤田医科大学医学部循環器内科学
キーワード:
高齢心不全
,
フレイル
,
サルコペニア
,
入院関連機能低下
Keyword:
高齢心不全
,
フレイル
,
サルコペニア
,
入院関連機能低下
pp.285-291
発行日 2023年4月18日
Published Date 2023/4/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 高齢の心不全患者の増加とともに,サルコペニアやフレイルを合併し身体機能が重度に低下した症例が増加している.フレイル心不全患者に対する運動療法のエビデンスは十分ではないが,QOLの改善だけでなく,運動耐容能向上ならびに予後改善効果も期待できる.地域包括ケアなど高齢患者を取り巻く環境を考慮すると,高齢フレイル心不全患者に対しても急性期から維持期に至るまで切れ目のない包括的なリハビリテーション医療を積極的に提供することが,今後重要になると考えられる.
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