連載 プラクティカルノート—リハビリテーション科専門医が習得すべき実践手技と結果の理解・第4回
筋電図検査
川上 途行
1
Michiyuki Kawakami
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
脱髄
,
軸索変性
,
運動神経伝導検査
,
感覚神経伝導検査
,
針筋電図
Keyword:
脱髄
,
軸索変性
,
運動神経伝導検査
,
感覚神経伝導検査
,
針筋電図
pp.79-85
発行日 2022年1月18日
Published Date 2022/1/18
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要旨 筋電図検査は神経伝導検査と針筋電図を通じて,神経・筋の障害の有無,病変の分布,病変の主体は脱髄か軸索変性か,重症度を診断する.結果の解釈にあたっては,神経伝導検査と針筋電図検査の所見を組み合わせる必要があるため,解剖学的知識と神経生理学的知識に基づいて,必要十分な情報が得られるように両検査を組み立てる.本検査は侵襲的検査であり,被検者の疼痛を伴う検査でもあるため,検査手順と内容をよく理解したうえで最小限の侵襲で行っていくことが望まれる.
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