Japanese
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教育講座
四肢機能再建術後のリハビリテーション治療
The Rehabilitation after Limbs Surgical Reconstruction
児玉 成人
1
,
安藤 厚生
1
,
川口 民郎
1
,
平田 知大
2
,
今井 晋二
3
Narihito Kodama
1
,
Kosei Ando
1
,
Tamiro Kawaguchi
1
,
Tomohiro Hirata
2
,
Shinji Imai
3
1滋賀医科大学リハビリテーション科
2滋賀医科大学附属病院感染制御部
3滋賀医科大学整形外科学講座
キーワード:
四肢機能再建
,
リハビリテーション
,
悪性骨軟部腫瘍
,
重度虚血肢
Keyword:
四肢機能再建
,
リハビリテーション
,
悪性骨軟部腫瘍
,
重度虚血肢
pp.1278-1284
発行日 2021年11月18日
Published Date 2021/11/18
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- 参考文献 Reference
はじめに
整形外科領域における手術再建は,四肢および脊椎がその主体をなし,骨・関節再建から軟部組織再建とその再建法は多様である.その多様性から整形外科再建術後のリハビリテーション介入は必要不可欠であるとともに,症例に応じて柔軟に対応しなければならない.人工関節後や脊椎術後のリハビリテーション治療は比較的定型的であるが,悪性骨軟部腫瘍切除後あるいは末梢神経損傷後のリハビリテーション治療は再建法も非常に多様であるため,症例によって大きく異なる.また,高齢者虚血肢治療後のリハビリテーション治療は切断あるいは患肢温存では大きく異なり,基礎疾患の合併の有無によっても左右される.本稿では悪性骨軟部腫瘍切除後再建例,虚血肢の患肢温存術後に焦点を当て,その再建法とリハビリテーションについて症例を供覧しながら詳述する.
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