今月の主題 キャピラリー電気泳動法
技術解説
キャピラリーDNAシークエンサー
穴沢 隆
1
,
植松 千宗
1
Takashi ANAZAWA
1
,
Chihiro UEMATSU
1
1(株)日立製作所中央研究所ライフサイエンス研究センター
キーワード:
キャピラリー
,
電気泳動
,
DNA
,
ゲノム
,
シークエンサー
Keyword:
キャピラリー
,
電気泳動
,
DNA
,
ゲノム
,
シークエンサー
pp.982-988
発行日 2005年9月15日
Published Date 2005/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100247
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〔SUMMARY〕 多数のキャピラリーに効率良くレーザービームを照射し,高感度に蛍光検出する技術の開発により,DNAシークエンサーはスラブゲル型からキャピラリー型に発展した.その結果,塩基配列の解読スループットは二桁程度も向上し,ヒトゲノム完全解読に大きく貢献した.また,繰り返しの自動操作が可能となったため,分析コストが著しく低減し,信頼性が向上した.今後,DNAシークエンサーはライフサイエンスの基本技術であり続けると同時に,臨床を始めとする様々な産業分野に応用されることが期待される.〔臨床検査 49:982-988,2005〕
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