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特集 DVTとリハビリテーション医療
8 DVTの診断,症候・下肢静脈超音波・造影CT・D-dimer
Diagnostic Methods for Deep Venous Thrombosis, Symptom・Ultrasound・Phlebography・Contrast CT・D-dimer
杉原 勝宣
1
,
永澤 一恵
1
,
櫛谷 聡美
1
,
池田 順子
1
,
加世田 ゆみ子
1
Katsunobu Sugihara
1
,
Kazue Nagasawa
1
,
Satomi Kushitani
1
,
Junko Ikeda
1
,
Yumiko Kaseda
1
1広島市立リハビリテーション病院
キーワード:
下肢静脈超音波
,
造影CT
,
下肢静脈造影
,
D-dimer
,
Wellsスコア
Keyword:
下肢静脈超音波
,
造影CT
,
下肢静脈造影
,
D-dimer
,
Wellsスコア
pp.765-770
発行日 2021年7月18日
Published Date 2021/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 下肢深部静脈血栓症(DVT)の典型的な症状は,急性に発現する下肢の腫脹,疼痛,暗赤色への色調変化,側副血行路の発達である.しかし,急性例のおよそ50%では,症状や所見が認められないともされる.臨床症状からDVTが疑われれば,Wellsスコアで評価し,低・中確率であればD-dimer検査を実施,高確率であればD-dimer検査をスキップし,次に全下肢静脈超音波検査をBモードで実施,さらに血流描出ができる方法(カラードプラ法など)を適宜併用する.超音波検査で診断がつかない場合,造影剤アレルギーや腎機能障害がなければ造影CTなどで診断する.これが現在の検査手順のスタンダードである.
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