Japanese
English
教育講座
筋緊張異常とリハビリテーション
Abnormal Muscle Tone and Rehabilitation
根本 明宜
1
Akinobu Nemoto
1
1横浜市立大学附属病院医療情報部/リハビリテーション部
キーワード:
筋緊張
,
痙縮
,
ジストニア
,
筋緊張低下
,
タイチン
Keyword:
筋緊張
,
痙縮
,
ジストニア
,
筋緊張低下
,
タイチン
pp.1069-1076
発行日 2020年11月18日
Published Date 2020/11/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
筋緊張異常のうち,緊張の亢進については,この10年で治療が大きく進歩した.ボツリヌス毒素療法,バクロフェン髄腔内投与(ITB)療法,選択的後根切断術(SDR),深部脳刺激療法などが本邦でも臨床応用できるようになり,患者のQOL向上に寄与している.一方,筋緊張の低下に関しては革新的な治療は確立していない.
筋緊張異常に適切なリハビリテーション治療を提供することは重要であり,正常な筋緊張,筋緊張異常の生理学的側面を確認し,筋緊張異常に対する評価,治療を概観する.また,教育講演として,近年充実してきた筋緊張亢進に対する治療についても簡単に触れて,原理,適応などを確認する.
Copyright © 2020, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.