Japanese
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特集 膠原病および類縁疾患のリハビリテーション医学・医療
2 関節リウマチのリハビリテーション医学・医療
Rehabilitation Medicine in Rheumatology
佐浦 隆一
1
,
中村 めぐみ
2
,
土井 博文
3
,
島原 範芳
4
,
市川 俊介
5
Ryuichi Saura
1
,
Megumi Nakamura
2
,
Hirofumi Doi
3
,
Noriyoshi Shimahara
4
,
Shunsuke Ichikawa
5
1大阪医科大学総合医学講座リハビリテーション医学教室
2森ノ宮医療大学保健医療学部作業療法学科
3京都大原記念病院医療連携室
4道後温泉病院リウマチセンターリハビリテーション科理学療法部門
5川村義肢株式会社パシフィックサプライ株式会社
キーワード:
関節リウマチ
,
リハビリテーション医学
,
関節保護
,
アドヒアランス
,
地域包括ケアシステム
Keyword:
関節リウマチ
,
リハビリテーション医学
,
関節保護
,
アドヒアランス
,
地域包括ケアシステム
pp.693-698
発行日 2020年8月18日
Published Date 2020/8/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 薬物治療の進歩とともに関節リウマチ(RA)を含むリウマチ性疾患のリハビリテーション診療はよくも悪くも大きく変化した.挙児希望(WoCBA)RA患者への対応や高齢RA・高齢発症RA患者の併存疾患,重複障害の問題,生活期の療養場面でのRA治療,介護場面での需給ミスマッチなど解決すべきことは山ほどある.そのような状況下でも治療効果を最大化するためには,患者自らの主体的なかかわり(アドヒアランス)を高めることが大切であり,SARAHが大きなヒントになる.そして,主体的なかかわりが困難な状況に陥ったとしても,RA患者を「生活しにくさをもつ人」として捉え,必要な医療や援助が適切に受けられる地域包括RAケアシステムの構築を期待したい.
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