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特集 肢体不自由児におけるリハビリテーション医学
2 肢体不自由児におけるリハビリテーション評価—動的評価とX線による静的評価
Rehabilitation Assessment of Children with Disabilities : Dynamic Assessment and Static Assessment with X-ray
田中 弘志
1
,
小崎 慶介
1
Hiroshi Tanaka
1
,
Keisuke Kosaki
1
1心身障害児総合医療療育センター整形外科
キーワード:
GMFCS
,
MAS
,
Sharrard分類
,
Hoffer分類
,
X線計測
Keyword:
GMFCS
,
MAS
,
Sharrard分類
,
Hoffer分類
,
X線計測
pp.589-593
発行日 2020年7月17日
Published Date 2020/7/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 肢体不自由児のリハビリテーション治療においては動的評価とX線を用いた静的評価が重要となる.脳性麻痺ではGMFCSによる移動機能の分類,MASを用いた筋緊張の評価を行い治療目標を設定する.二分脊椎ではSharrard分類とHoffer分類による動的評価を行い予後を予測し治療目標を立てる.治療目標を立てたうえでROMやX線による静的評価を行い患者の脊椎,関節を評価する.脊椎ではCobb角を用いて評価を行い,50°以上では手術治療も考慮して検討する.股関節ではMPを用いて評価し,50%以上の高度亜脱臼では手術治療を含めて検討を行う.足部変形ではTalo-foot angleを用いて評価し,0°以下の重度内反,+40°以上の重度外反で皮膚障害を伴う場合手術治療を考慮する.
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