Japanese
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特集 ロボットリハビリテーション治療up date
8 認知症に対するロボット・AIの適応
Application of Robot and Artificial Intelligence to Patients with Dementia
近藤 和泉
1
,
尾崎 健一
1
,
大沢 愛子
1
Izumi Kondo
1
,
Kenichi Ozaki
1
,
Aiko Osawa
1
1国立長寿医療研究センター
キーワード:
人工知能
,
ロボット
,
認知症
,
回想療法
,
身体的不活動
Keyword:
人工知能
,
ロボット
,
認知症
,
回想療法
,
身体的不活動
pp.421-424
発行日 2020年5月18日
Published Date 2020/5/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 現在,日本では約462万人の認知症患者が存在し,2025年には約700万人に達すると推計されている.認知症に対する非薬物療法である回想法は,その効果のエビデンスが積み上げられつつあるが,長時間の会話や個人史の把握などが必要であり,人工知能を装備したロボットの適用の可能性が検討されつつある.また,認知症の発症および進行のリスク要因である身体的不活動にも,運動をサポートするためのロボットの適用が試みられている.認知症に対するAIおよびロボットの活用範囲は今後さらに広がっていくものと予想され,最終的には機能の高いAIが認知症患者のパートナーとなるようなロボットが幅広く適用されていくものと考えられる.
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