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特集 意識障害とリハビリテーション医学
2 意識障害慢性期の評価方法
Evaluation of Patients with Disorder of Consciousness in Chronic Stage
八巻 智洋
1
Tomohiro Yamaki
1
1自動車事故対策機構千葉療護センター
キーワード:
遷延性意識障害
,
植物状態
,
最小意識状態
,
意識障害評価方法
,
UWS/VS
Keyword:
遷延性意識障害
,
植物状態
,
最小意識状態
,
意識障害評価方法
,
UWS/VS
pp.11-14
発行日 2020年1月17日
Published Date 2020/1/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 慢性期意識障害患者の評価は,覚醒機能と認知機能の違いを認識しながら多層的,経時的に行う必要がある.患者とは正確なコミュニケーションが取れないことから,評価者の思い込みで病態が把握されかねない.意識障害患者の評価は医療のみならず生命倫理の問題と強く結びついているため,これまで歴史的にも多くの議論がなされてきた経緯がある.これまで報告されてきた評価方法や最新の脳機能研究結果との整合性,各国の文化的背景の違いも考慮しながら,信頼性の高い評価方法を用いることが意識障害患者の誤診を防ぐには重要である.
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