Japanese
English
特集 心臓先端治療と心臓リハビリテーション
2 植込み型除細動器と心臓リハビリテーション
Cardiac Rehabilitation in Patients with Implantable Cardioverter Defibrillators
石川 淳也
1
,
上月 正博
2
Junya Ishikawa
1
,
Masahiro Kohzuki
2
1水戸済生会総合病院臨床工学室
2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻機能医科学講座内部障害学分野
キーワード:
植込み型除細動器
,
心臓リハビリテーション
,
QOL
,
安全性と効果
,
日常的な不安
Keyword:
植込み型除細動器
,
心臓リハビリテーション
,
QOL
,
安全性と効果
,
日常的な不安
pp.979-983
発行日 2019年12月18日
Published Date 2019/12/18
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- 参考文献 Reference
要旨 植込み型除細動器(ICD)は致死性心室不整脈の患者生命に大きく貢献しているが,電気的除細動(ショック治療)による生活の質(QOL)低下などの問題がある.その一方で,心臓リハビリテーションはICD患者のQOL向上のみならず,最近のメタ解析によると,運動療法群が非運動療法群よりもICDによるショック治療の発生率が低く,最大酸素摂取量の増加が示されたことから,ICDやCRT-D患者における心臓リハビリテーションの安全性も報告されている.また,ICD患者は多くの日常的な不安を抱えており,心臓リハビリテーション介入時は医療スタッフと患者の距離が近いことから不安解決の場にもなる.
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