Japanese
English
特集 集中治療室から開始する急性期リハビリテーション
2 ICUにおける早期リハビリテーション医療の実際
The Acute Phase Rehabilitation for the Critically Patients on Mechanical Ventilation in the Intensive Care Unit
幸田 剣
1
,
三上 幸夫
1
,
田島 文博
1
Ken Kouda
1
,
Yukio Mikami
1
,
Fumihiro Tajima
1
1和歌山県立医科大学リハビリテーション医学
キーワード:
intensive care unit
,
ICU
,
急性期リハビリテーション治療
,
人工呼吸器管理
Keyword:
intensive care unit
,
ICU
,
急性期リハビリテーション治療
,
人工呼吸器管理
pp.848-853
発行日 2019年11月18日
Published Date 2019/11/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 近年,early mobilization(EM)がよく知られており,intensive care unit(ICU)では救急科医および看護師の理解と協力のもと,過鎮静を伴わないsedation管理が行われている.われわれも最大限の効果が得られるリハビリテーション医療システムを構築しようと努力している.例えば,意識障害を伴う人工呼吸器管理下であっても,呼吸・循環動態の安定化を確認できれば,骨折などで脊椎や下肢骨格が荷重に耐えられない場合などや,明らかに頭蓋内圧が亢進しているような状態を除き,座位・立位を開始する.覚醒している患者では介助歩行を行う.さまざまな方法を駆使して重力負荷や運動負荷を行う具体的な早期リハビリテーション医療の進め方を述べる.
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