Japanese
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特集 脳腫瘍
8 緩和ケアとリハビリテーション医療
Palliative Care and Rehabilitation Medicine in Patients with Brain Tumor
宮越 浩一
1
Koichi Miyakoshi
1
1亀田総合病院リハビリテーション科
キーワード:
脳腫瘍
,
緩和ケア
,
リハビリテーション治療
,
アドバンス・ケア・プランニング
Keyword:
脳腫瘍
,
緩和ケア
,
リハビリテーション治療
,
アドバンス・ケア・プランニング
pp.645-649
発行日 2019年8月16日
Published Date 2019/8/16
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 脳腫瘍患者では,脳卒中と類似した障害を呈するが,機能回復を得にくい場合もある.生命予後に応じてリハビリテーション診療の目的を明確とすることが必要である.また,意識障害や高次脳機能障害により自己決定能力やコミュニケーションの問題を生じ,患者や家族のQOLを低下させる可能性がある.脳腫瘍の予後や病変部位から,将来の障害像を予測し,多職種と情報共有することが求められる.また,リハビリテーション関連職種もアドバンス・ケア・プランニングに参加することが必要となる場合もある.緩和ケアチームと密に連携した診療体制を構築することが望ましい.
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