JARM NEWS【REPORT】
日本臨床神経生理学会学術大会/回復期リハビリテーション病棟協会研究大会
補永 薫
1
,
船越 政範
2
1順天堂大学大学院医学研究科
2栃木県立リハビリテーションセンター
pp.514
発行日 2019年6月18日
Published Date 2019/6/18
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- 文献概要
2018年11月8日(木)〜10日(土)まで東京有明の東京ファッションタウンビルにおきまして,第48回日本臨床神経生理学会学術大会が開催されました.帝京大学医学部神経内科学講座主任教授の園生雅弘先生が学会長を務められた今回の学会のテーマは「脳波と筋電図の覚醒」でした.手根管症候群やてんかんなどの身近な疾患を深く掘り下げて議論をするシンポジウムや問題症例の脳波・筋電図を議論するワークショップから術中モニタリングまで非常に活気にあふれた会でした.頚椎症性筋萎縮症に関するシンポジウムでは演者ごとにさまざまな視点から診断および治療に対する取り組みについて語られていました.本学術大会の特徴として多数の診療科の医師やさまざまな関連職種が参加しており,脳波や筋電図・神経伝導検査の基礎から応用まで幅広く学べるレクチャーが多いのが印象的でした.
臨床神経生理学というものの歴史や実臨床における有用性を再認識するとともに,将来の可能性を強く印象づける学術大会でした.次回第49回学術大会は,福島県立医科大学矢部博興会長のもと,2019年11月28日(木)〜30日(土)に開催予定です.
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