Japanese
English
教育講座
圧迫性脊髄症のバイオメカニクス
Biomechanics of Compressive Cervical Myelopathy
小澤 浩司
1
Hiroshi Ozawa
1
1東北医科薬科大学医学部整形外科学
キーワード:
脊髄
,
生体工学
,
有限要素法
,
頚髄症
,
髄内応力
Keyword:
脊髄
,
生体工学
,
有限要素法
,
頚髄症
,
髄内応力
pp.234-240
発行日 2019年3月18日
Published Date 2019/3/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
圧迫性脊髄症では,圧迫により脊髄に変形が生じ,脊髄に加わる髄内圧力と循環障害により神経組織障害が引き起こされ,神経症状が出現すると考えられる(図1).これまで頚髄症を引き起こす病態は病理像や画像から検討されてきたが,詳細はいまだ明らかではない.本稿ではバイオメカニクスの観点から,①脊髄および周囲組織の力学特性,②脊髄髄内応力と組織変性の関係,③頚髄症における髄内応力と麻痺の関係について,われわれのこれまでの研究を紹介し概説する.
Copyright © 2019, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.