リハニュース【REPORT】
日本作業療法学会/日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会
小川 圭太
1
,
野本 規絵
2
1北海道大学病院リハビリテーション部
2新潟大学医歯学総合病院リハビリテーション科
pp.882
発行日 2016年11月18日
Published Date 2016/11/18
- 販売していません
- 文献概要
2016年9月9日(金)〜11日(日)の3日間,第50回日本作業療法学会が札幌で開催されました.会場は北海道札幌市のホテルさっぽろ芸文館,ロイトン札幌,札幌市教育文化会館という北海道最大の食の祭典オータムフェストで人の賑わう大通公園の近隣の北1条宮の沢通りを挟んだ3会場で行われ,「半世紀の実績と将来への展望〜日本の作業療法を拓く〜」をテーマに,1,569演題の発表が行われ,過去最高の開催規模ということでした.
第2代日本作業療法協会長の矢谷令子先生と第5代日本作業療法協会長(現職)の中村春基先生が講師をされ,本学会長である清水兼悦先生が司会を務めた本学会のメインテーマである基調講演1「50年の実績から未来に残すべきこと」を聴講させていただきました.環境や人口構造,経済構造,人間形成が変容していくこれから先の未来を見据え,作業療法が過去50年の経験からどんなことを備蓄し,今後に何をつないでいくべきかなどについて整理,確認をしていただきました.作業療法の原理や作業療法の専門性の探究,そして社会貢献をキーワードに「作業療法の総力」の重要性について力強いお話を聞くことができ,作業療法士としての日々の取り組みの背中を押していただいているような前向きな気分になりました.
Copyright © 2016, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.