リハニュース【基幹研修施設インタビュー】
国立長寿医療研究センター病院リハビリテーション科
近藤 和泉
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1国立長寿医療研究センター病院リハビリテーション科
pp.711-712
発行日 2018年8月17日
Published Date 2018/8/17
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国立長寿医療研究センターは,「高齢者の心と体の自立を促進し,健康長寿社会の構築に貢献する」という理念のもとに,22の診療科と,もの忘れセンター,ロコモフレイル,心の元気,すっきり排泄,低栄養,嗅覚味覚など,高齢者に特化した21の専門外来があります.「高齢者に特化したリハビリテーション医療の確立のみならず,それを全国に広めることが,ナショナル・センターとしてのミッションだと考えています」と話す近藤和泉副院長.
健康長寿支援ロボットセンター長を兼務する近藤先生は,「日本の高度な工学技術を生かして,高齢者と家族,医療者,介護現場のニーズに即した機器の開発を急ぐ必要があります.即戦力となるロボットの開発を進めるために,医療・介護の現場の声を厚生労働省,経済産業省などに届けるのも自分たちの役割です」ということで,介護ロボット開発の5つの重点分野(移乗支援,移動支援,排泄支援,見守り・コミュニケーション,入浴支援)に関する具体的な取り組みの構想づくりや見直しを行っているそうです.
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