- 文献概要
超高齢化社会を迎えたわが国において,認知症は今後さらに増加の一途をたどることが予想されている.多くのリハビリテーション科医にとって,すでに認知症は治療対象の疾患に併存する形でかかわることの多い疾患であるが,今後は認知症そのものがリハビリテーション医療の対象となってくる機会も増加すると考えられる.本特集では,リハビリテーション科医にとって必要となる知識の整理として,認知症疾患の診断と分類および薬物療法,認知症施策の方向性,認知症リハビリテーション医療を含めた非薬物療法の現状と通所/訪問でのリハビリテーション医療の現状と課題などについて各分野のエキスパートの先生にご解説いただいた.今後の認知症医療においてリハビリテーション医療の視点はきわめて重要であり,リハビリテーション科医の積極的な関与が期待されている.
▷ 担当:三原雅史,企画:編集委員会
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