Japanese
English
特集 リハビリテーション医療におけるジェンダーの視点
4 高次脳機能障害
Higher Brain Dysfunction
豊岡 志保
1,2
,
須貝 緋登美
2
,
菅野 真衣
2
,
長谷部 久美
2
,
本間 道子
2
,
菊地 千佳
2
,
佐藤 幸恵
2
Shiho Toyooka
1,2
,
Hitomi Sugai
2
,
Mai Kanno
2
,
Kumi Hasebe
2
,
Michiko Honma
2
,
Chika Kikuchi
2
,
Yukie Sato
2
1国立病院機構山形病院リハビリテーション科
2山形県高次脳機能障がい者支援センター
キーワード:
高次脳機能障害
,
女性
,
性差
,
社会復帰トレーニング
,
高次脳機能障がい者支援センター
Keyword:
高次脳機能障害
,
女性
,
性差
,
社会復帰トレーニング
,
高次脳機能障がい者支援センター
pp.347-350
発行日 2017年5月18日
Published Date 2017/5/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 高次脳機能障害者は過去の調査でも男性に多いため,女性障害者の視点から検討されることは少ない.山形県高次脳機能障がい者支援センターの調べでは,女性を対象にした相談件数は20%未満と少なく,年齢が低く,相談内容は社会復帰や社会制度についての割合が多かった.また,男性より家族からの相談が多かった.併設の通所教室利用者も女性は20%未満であり,転帰では,自宅生活が多く,施設入所はなかった.就労や利用継続について男女差はなかった.今後は社会参加について積極的に支援していくとともに,結婚,出産や育児など,ライフイベントへの対応として女性向けのプログラムの作成を検討する必要があると考えられた.
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