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特集 リハビリテーション医療におけるジェンダーの視点
1 変形性関節症とジェンダーの視点
Osteoarthritis and Gender Perspective
大串 幹
1
Miki Ohgushi
1
1兵庫県立総合リハビリテーションセンター中央病院リハビリテーション科
キーワード:
変形性関節症
,
有訴者
,
女性
,
QOL
Keyword:
変形性関節症
,
有訴者
,
女性
,
QOL
pp.330-334
発行日 2017年5月18日
Published Date 2017/5/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 変形性関節症はリハビリテーション領域で最も多い運動器疾患であり,高齢者では必発の病態であるのに加え,女性に多いという特徴がある.荷重・非荷重関節にかかわらず,増悪により日常生活に影響する原因疾患でありQOLを低下させる.ジェンダーとしての女性には家事・育児・介護などの役割のほか,ファッションへの関心など本疾患と関連して考察すべきことが多い.これらは複雑に絡み合っており,医学的視点だけでは解決が困難なものある.生物学的視点に加えジェンダーの視点とリハビリテーションの視点をもって疾患をより包括的に捉えることで,さらに細やかで効果的なアプローチが期待できる.
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