リハニュース【REPORT】
2016年度海外研修印象記
林 哲生
1
,
尾崎 健一
2
,
南里 悠介
3
,
田代 祥一
4
1総合せき損センター整形外科
2国立長寿医療研究センター機能回復診療部
3佐賀大学医学部附属病院
4慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.245-247
発行日 2017年3月18日
Published Date 2017/3/18
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このたび,日本リハビリテーション医学会より2016年度海外研修助成金をいただき,英国とスイスの脊髄損傷センターを訪問させていただきました.英国はStoke Mandeville HospitalのNational Spinal Injuries Centreへ8月1日より5日まで,スイスはSwiss Paraplegic Centreへ8月8日より12日まで,臨床研修という形で訪問させていただきました.
英国のStoke Mandeville Hospitalは,総合せき損センターのモデルとなった病院で,世界の脊髄損傷医療の発祥の地といわれる病院です.パラリンピックの父といわれているGuttmann先生,麻痺重症度を表すFrankel分類を作ったFrankel先生を輩出した歴史的なこの病院の医療の印象は,一言でいえばpatient firstのlife time supportでした.患者教育プログラムや精神的サポートが充実し,患者さん本位の医療を提供していました.
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