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特集 人工関節におけるリハビリテーション
7 腫瘍型人工関節置換術とそのリハビリテーション
Rehabilitation for Prosthetic Reconstruction after Resection of Musculoskeletal Tumor
国定 俊之
1
,
藤原 智洋
2
,
長谷井 嬢
2
,
堅山 佳美
3
,
千田 益生
3
,
尾﨑 敏文
2
Toshiyuki Kunisada
1
,
Tomohiro Fujiwara
2
,
Joe Hasei
2
,
Yoshimi Katayama
3
,
Masuo Senda
3
,
Toshifumi Ozaki
2
1岡山大学医歯薬学総合研究科運動器医療材料開発講座
2岡山大学医歯薬学総合研究科整形外科
3岡山大学病院総合リハビリテーション部
キーワード:
骨腫瘍
,
肉腫
,
人工関節置換術
,
リハビリテーション
Keyword:
骨腫瘍
,
肉腫
,
人工関節置換術
,
リハビリテーション
pp.209-213
発行日 2017年3月18日
Published Date 2017/3/18
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- 参考文献 Reference
要旨 腫瘍型人工関節置換術は,術後のリハビリテーションを早期に開始することができるため,社会復帰が早いという利点がある.しかし,筋肉などの軟部組織の再建が症例ごとに異なっているため,変形性関節症などに対して行われる一般的な人工関節置換術とは異なるアプローチが必要である.腫瘍切除により,多くの筋肉が起始・停止部で切離されるため,これらの筋肉をできるだけ解剖学的位置に再建することが機能回復において重要となる.金属の人工関節と筋肉は生物学的な癒合が期待できないが,ポリプロピレンメッシュを使用することで,強固な固定力が獲得できる.本稿では,近位・遠位大腿骨,近位脛骨の腫瘍型人工関節のリハビリテーションについて解説する.
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