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特集 リハビリテーションにおける栄養サポート
4 脳卒中回復期リハビリテーションと栄養サポート
Nutrition Therapy for Patients with Stroke during the Convalescent Phase
川上 途行
1
Michiyuki Kawakami
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
安静時基礎代謝
,
窒素平衡
,
活動係数
,
栄養評価
Keyword:
安静時基礎代謝
,
窒素平衡
,
活動係数
,
栄養評価
pp.97-101
発行日 2017年2月18日
Published Date 2017/2/18
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- 参考文献 Reference
要旨 脳卒中の亜急性期,回復期の患者においても栄養状態が機能予後や能力予後に関与するとする報告が増えてきており,その重要性が注目されている.低栄養患者をスクリーニングし,その群に適切な栄養療法を行う.脳卒中患者の基礎代謝は急性期に一度亢進するが,徐々に落ち着き,回復期には予測式で算出される値と同等に近づいている.同様に,窒素平衡も,急性期に蛋白異化に傾くが,回復期には同化傾向となっているため,リハビリテーション(以下,リハ)に適した時期である.回復期リハの運動負荷は一般的な入院生活より強めであるため,栄養量に反映されるべきである.
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