Japanese
English
特集 先端機器とリハビリテーション
1 片麻痺上肢の運動学習を促すロボットリハビリテーション
Robot-aided Upper-limb Rehabilitation Promoting Motor Learning in Hemiplegia
道免 和久
1
,
吉田 直樹
2
Kazuhisa Domen
1
,
Naoki Yoshida
2
1兵庫医科大学リハビリテーション医学
2医療法人篤友会・リハビリテーション科学総合研究所
キーワード:
ロボットリハビリテーション
,
片麻痺
,
上肢
,
ニューロリハビリテーション
,
運動学習
Keyword:
ロボットリハビリテーション
,
片麻痺
,
上肢
,
ニューロリハビリテーション
,
運動学習
pp.4-8
発行日 2017年1月18日
Published Date 2017/1/18
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要旨
片麻痺上肢のリハビリテーション(以下,リハ)にロボットが広く利用されることが期待されている.ロボットは運動学習則のうち,特に強化学習に有利なツールであるが,日常生活活動(ADL)の転移(汎化)は十分でない.主な上肢リハ支援ロボットを比較検討した結果,企業による安定供給とランダム比較試験によるエビデンスの点で,Amadeo®,ArmeoPower®,InMotion ARM®,Bi-Manu-Track®,ReoGo®の5機種が有力である.一方,上肢ロボットリハ全体の効果は証明されているが,運動学習の観点から課題や制御そのものについての議論は不足している.今後,Human-Robot Interaction(HRI)分類などを利用した解析,ADLへの転移,企業の姿勢などが課題である.
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