PROFESSORS FROM ABROAD
第10回WONCA国際会議と家庭医学の今後の展望
J. フルーム
1
,
日野原 重明
2
,
渡辺 淳
3
Jack Floom
1
,
Shigeaki Hinohara
2
,
Kiyoshi Watanabe
3
1ニューヨーク州立大学家庭医学科
2聖路加看護大学
3日本プライマリ・ケア学会
pp.1990-1996
発行日 1983年11月10日
Published Date 1983/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218532
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渡辺 まず,本日ここにお出でいただいておりますフルーム博士の経歴を簡単に紹介したいと思います.
フルーム博士は1923年イリノイ州シカゴに生まれ,イリノイ州立大学医学部を卒業された後,ロサンゼルス・カウンティ・ホスピタルでインターンの修練を積まれ,サンフランシスコの郊外で1950年から1971年までブライベート・プラクティス(診療所開業)を営まれました.この間サンフランシスコ・ジェネラル・ホスピタルで修練を積み,さらに,カリフォルニア大学サンフランシスコ校メディカルセンターと密接に連絡を取りつつ,CCUを中心としたプライマリ・ケアを経験されました.1970年家庭医学専門医のボードを取られ,現在,ニューヨーク州立大学の家庭医学科の教授をされております.そして,現在,国際疾病分類の専門委員会の議長を務められております.さらに,WONCA注)の中では,疾病分類と用語委員会の議長をされておられます.また,多数の論文を出版されております.中でも,1978年に「家庭医の将来」という論文を出されており,また,プロブレム・オリエンテッド・レコードに関する論文も多数あります.
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